セントレア



2005.9.23


 娘が生まれたものの、今だペンギン姉さんの実家の方にいるため、単身赴任状態のクマ兄さん。いつもペンギン姉さんと遊んでいたせいか、1人になると暇を持て余してしまいます。が、こんな時にしかできないことをやろう!と考え、行ってみることにしたのはセントレア。セントレアで思いっきり飛行機の写真を撮ろう!練習だ!ということで普通の週末にセントレアまで遠征してきました。



対岸
 出発は金曜日の夜。仕事を終え、お風呂に入ったら出発です。一人遊びのため、交通費をできるだけ節約。なので、車で行くことにしました。しかも車はモコ(軽)。大きい車(セレナ)もあるのですが、ガソリン代を節約する為にモコで行くことに。カーナビがないのがちょっと不安だけど。で軽自動車なので高速道路も使いません。すべて下道で行きました。もちろん帰りも下道。
 富山からセントレアまで夜中走って、朝方到着。だいたい8時間くらいかかったかな。セントレアの対岸、常滑側の公園?の駐車場で仮眠を取りました。周囲が明るくなってセントレアを見るとなんだかとってもキレイ。まだまだ静かな空港でしたが・・・。車の周りは釣り客で大騒ぎでした。



セントレア
 2005年2月17日に開港した中部国際空港(通称セントレア)。クマ兄さんが訪れるのは二回目です。この空港は商業施設が充実していることが有名ですが、展望設備が充実していることも特徴です。左上は国際線側、右上は国内線側のターミナル風景。すっきりした雰囲気のターミナルですね。
 この日最初に撮影したのがバンコクからやってきたJALのB767-246。JALでも3機しか運行していないB767-200。いきなり稀少機にめぐり合いました。って、このときはそんなこと気付きもしなかったけど。いつものB767-300よりなんか短いなぁ、くらいにしか思いませんでした。1985年導入っていうんだからかなり古い機体ですね。主に近距離国際線で運行されているそうです。バンコクって近距離なのか・・・。
 ANA213便で福岡へ旅発つJA610A。B767-300ERですね。クマ兄さんがもっともよく乗るB767-300。セントレアでも良く見る飛行機の一つですね。
 これはエアーセントラルのフォッカー50。たぶん新潟行きANA311便。フォッカーはドイツ生まれオランダ育ちの航空機メーカーですが、現在は倒産してなくなってしまったとか。このフォッカー50もどんどんボンバルディアDHC-8−Q400に置き換えられているのでもうすぐ乗れなくなってしまうかもしれませんね。この飛行機はさすがにプロペラ機だけあって、上昇率が低い。ジェット機のようにぐんぐん上昇していくのではなく、小さな角度でスルスルっと上昇していきました。
 今度もANAのB767-300(JA601A)。多いねぇ、この飛行機。
 さらにANAのA320。仙台行きのANA365便です。クマ兄さんはこのA320には中国で二回、山口宇部⇒羽田で一回しか乗ったことないんじゃないかな。
 やっとJALが飛んでいきました。この飛行機はB737-400(JA8999)。熊本か鹿児島か・・・。ようやく見られたJAL機でした。B737-400は-300の胴体延長形でJALで多く運用されています。ANAでよく使われているのはB737-500。胴体が短くなっているタイプでかわりに航続距離が長くなっているそうです。
 続いて着陸してきたのはタイ航空のA330-300。やはり長距離国際線機だけあって風格が違いますね。というか羽根がなげえ。
 今度は見れそうで見れないMD-90-30。旧JAS機のJA8064で黒澤監督のデザイン一号機です。鹿児島行きJEX3294かな。このMD-90はDC-9シリーズに含まれ、MD-80の後継機として1995年に路線就航した比較的新しい飛行機ですが、MD-80のようにはセールスが伸びず、全部で117機しか生産されなかったようです。日本ではJASが運行していました。
 JTA(日本トランスオーシャン航空)のB737-400。熊本行きのJEX3273便でしょう。JA8526でした。
 着陸してきたのはベトナム航空のB767-300ER(VN-A769)。ホーチミンから到着です。この日は20分くらい遅れてきたのかな。右上の写真はタキシング中にANKのA320が飛んでいった写真。大分行きANA385便です。
 今度はF50とツーショット。ちなみにホーチミン⇔名古屋線は2006年はB777-200で運行されています。
 おぉ、今度は三機そろっての写真。ベトナム航空のB767-300ERの手前にはANAのA320、向こう側にはルフトハンザ航空のA340-300が到着。A340-300も翼が長いねぇ。このルフトハンザ機はフランクフルトから到着です。
 ふたたびANAのA320。セントレアではA320とB737の割合が多いね。中京圏といえども地方との交通量はそれほど多くないのか?A320の向こうには自動車運搬船が見えてます。
 8:30ごろ、キャセイパシフィックのA330-300が着陸。やっぱり翼がなげぇ。ところで、このキャセイパシフィックのB-HLGはどこから来たのかな?たぶん香港だと思うんだけど。
 今度はにっぽん丸が登場!このにっぽん丸は商船三井客船が運航するクルーズ船で、1990年就航。世界一周クルーズや日本一周クルーズから神戸⇔横浜のカジュアルクルーズまで、船の旅を楽しむ為の船、です。いつか乗ってみたい!だけどペンギン姉さんは船酔いが・・・。
 今度はJEX3170便で仙台からセントレアにやってきたMD-81。2005年夏までJASとそうだったということは、このとき見たJAL塗装はかなり新品!?道理できれいだったわけだ。
 飛び立っていくMD-90(JA8065)。黒沢明監督塗装はこれで五機目。MD-90だけが黒澤監督デザインの絵を書いています。JALのDC-9シリーズもセントレアでは良く見るね。
 そろそろ来ると思っていたB777-200ER(9V-SRK)。やっときました。シンガポールから。見慣れた飛行機ですがセントレアでは結構新鮮ですね。。このシンガポール航空は世界の航空雑誌で評価No.1の航空会社です。理由はレベルの高いおもてなし。キャビンアテンダントのサービスのよさや保有機の平均機齢5年という最新鋭ばかりを運行することが人気の理由。オーストラリア、ニュージーランド⇔シンガポール⇔ヨーロッパを結ぶカンガルールートやシンガポール⇔ニューヨーク間の世界最長路線が有名です。
 そしておまちかねのB747-200F(JA8167)。巨体がゆっくり降りてきて(大きいからゆっくりに見えたか?)ドスン、白煙を噴きながら着陸しました。何か重いものでも積んでいたのかな?このB747Fはそのまま貨物エリアの方に去っていきました。
 こんな小さな飛行機もセントレアで見ることができました。ガルフストリームですね。レジが見えず、誰の所有機なのかちょっと分りませんが・・・。
 こちらは元JAS機のB777-200(JA010D)。もともとJASのぐるぐる塗装だったのですが、JAL塗装になってしまいました。そんなに急いでJAL塗装にしなくたって良かったのに。JASの吸収合併をアピールしたかったのかな?
 新潟発セントレア行きANA1810便のボンバルディア DHC8-400です。74人のりのプロペラ機で最近の地方路線ではわりとよく見かけるようになった飛行機ですね。YS-11(64人乗)よりちょっと大きめの飛行機です。ボンバルディアはカナダの会社なのですが、ちょっと珍しくないですか?カナダの会社って。
 このQ400は6枚ブレードのプロペラを装備した、ターボプロップエンジンが特徴です。ターボプロップとは・・・興味のある人はターボファンエンジン(ジェット旅客機)との違いを勉強してみてね。
 やっと出発!YOKOSO!JAPAN!のJALです。B747-400(JA8916)。ジャンボって離陸早くない?このときがたまたま積載量少なかったのかな?それにしてもB747は大きいね。
 ちょっと休憩がてらセンターピアの一階に行って見ると、セントレア情報コーナーなる場所がありました。セントレア開港に向けての工事の写真や空港内で働く車(トーイングトラクターなど)の紹介写真があり、飛行機好きにはたまらない場所になってました。
 休憩から戻ったらボンバルディアDHC-8 Q400が離陸していくところでした。この飛行機は、いまや世界で三番目に大きい航空機メーカーボンバルディア社が2000年に売り出した最新鋭のプロペラ機で、プロペラ機なのにジェット機よりちょっと遅いくらいの巡航速度、高燃費を誇る飛行機です。乗り心地もだいぶ良いとか。
 しかし、導入直後からトラブルが頻発し、なかなか乗りたいとは思わない飛行機ですね。
 追記:とうとう高知空港に胴体着陸(国内3例目)という事故が発生してしまいましたね。パイロットの腕が良かったと誉められ忘れがちですが、この飛行機やばくない!?
 9:30発ソウル行きOZ123便ですね。この日はB767-200を使っていたようです。中部国際空港のアシアナ便は結構搭乗率が高いみたいですね。アシアナ航空のHPをのぞくとなかなか空席が少なくなっていました。ANAとコードシェアリングしているからなのかな?
 今度は9:30発台北行きEG283便(日本アジア航空)です。上のアシアナ航空と同じB767-300ですが、白い塗装の方が長く見える?
 この時間は国際線が飛びまくる!さらにチャイナエアラインのA330-300が離陸。これは台北行きのCI151のようです。10:00発。しかし、9:30と10:00に台北行きが出発とは・・・。違う航空会社とはいえ時間帯をもう少しずらした方が利便性は上がるんだけどなぁ。
 宮崎行きのANA341便。B737-500です。セントレアとはいえ、国内線は小さい飛行機が多いね。ちょっと、ほっとする瞬間です。
 9:50発広州行きのJL661(B767-200)。クマ兄さんはB767-200には乗ったことがないのです。なぜなら、くまに遺産が一番多く利用するANAにはB767-200は無いから・・・。ちょっと短いB767-200、魅力的!この型は1978年に運行を開始し、現在では長距離型(ER)以外の生産は終了しているようです。それでも、まだまだ日本の空では主役のようですね。
 次はコンチネンタル航空のCS971便が到着。グアムからやってきたようです。飛行機はB737-800。いわゆる737NGですね。-800ということはスカイマークが最近導入した機体と同型。それで国際線飛んじゃうんだからすごいねぇ。
 久々に見た巨体!大韓航空のB747-400(HL7488)。前にも書いたかもしれないけど、B747は離陸が早いねぇ。まぁ、そうじゃないと緊急停止時にこの巨体を滑走路内で停止するのは無理だろうけど。
 ソウル行きのKE752便でした。
 8:30ごろ香港からやってきたキャセイパシフィック航空のA330-300が再び香港に向けて離陸。セントレアにいた時間は一時間半ほどでした。すぐ帰っちゃうんだね。
 またまたやってきたANAのB737-500。宮崎行きのようです。セントレアで一番見る機会が多い飛行機かな、B737シリーズは。ちょっと見飽きちゃったね。
 今度はシンガポール航空のB777-200ERがシンガポールに向けて離陸。クマ兄さんはシンガポールに行ったことがあります!旅行記はそのうち作るからまっててね。
 JALのB777-200ERが離陸。行き先はパリ。どうりでなかなか離陸できないはずだ!滑走路を目いっぱい使って離陸していきました。燃料たっぷり積んでるんだね。
 空港内ではこんな車も見つけました。車側には「環境にやさしいハイブリッド車」と書かれていました。アルファードのハイブリッド車ですね。さすがセントレアですね。さすがトヨタですね。
 ルフトハンザのA340-300もフランクフルトに向けて離陸していきました。セントレアにいたのは二時間ほど。朝方セントレアにやってきた国際線機がぞくぞくと離陸していく時間帯でした。11:00。
 左はANAカラーに塗装を変更されたF50。右は赤ポチのままのF50。ちなみにこの赤ポチ君、朝8:00にここセントレアを離陸して(上の方で紹介済み)、11:00にセントレアに帰ってきたのでした。三時間で行って帰ってきたのは四国の松山。三時間以上も撮影してたのか・・・俺ってやつは。
 11:00にやってきた大韓航空のB737-800。どこから来たのかはよくわからないのですが・・・。きっとソウルだろう。
 セントレアの国内線ターミナル側。ちょっと小ぶりな飛行機が並びます。東京便が無いということはセントレア⇔地方空港ということになるのでやっぱり飛行機は小粒になっちゃうんだね。管制塔は日本で二番目に高い86.75m。ロウソクみたい。



F1
 トヨタの地元と言うこともあって、トヨタのF1マシンが展示してありました。総重量はドライバーも含めて600kg!10気筒エンジンで900馬力以上を発揮するモンスターマシン!すげー!!



名鉄
 セントレアでもう一つ重要なもの(?)が名鉄の空港線。左写真の左側、赤い電車が2200系で右の青い電車が2000系。青い電車にはミュースカイという名称がつけられています。特に青い電車の2000系はセントレアと名鉄名古屋駅を28分で結ぶ快足の持ち主です。この2000系は空気バネを使用し、この空気バネに意図的に空気を送り込んで車体を傾斜させる車体傾斜装置が導入されています。このため曲線通過速度が従来車より5〜15km早くなっており所要時間の短縮に大きく寄与しているそうです。ちなみにこの車体傾斜装置はJR北海道のキハ261系気動車と同じようなシステムですね。



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