飛騨古川



2005.11.20




 先週に引き続き、「紅葉を見に行こうよう!」日帰りツアーです。行き先は飛騨古川。高山までは日帰りだとちょっと遠いので古川に行くことにしました。それでも片道3時間。生後2ヶ月と20日の赤ん坊を連れてはこのあたりまでしか行けませんねぇ。



国道41号線
 富山から国道41号線を南下し、一路飛騨古川を目指します。途中の山道では山頂
が積雪、山腹が紅葉という景色でした。気温も低く、もうすぐ冬を感じさせるお天気で
した。



円光寺
 円光寺というお寺の前で朝市をやってました、昼なのに。売ってる品物も野菜ばっかり。安いのかどうかもいまいちわかりませんでした。



瀬戸川
 円光寺から瀬戸川沿いに歩いてみました。瀬戸川にはちゃんと鯉が泳いでいました。結構たくさん。この鯉の泳いでいる瀬戸川と白壁土蔵が飛騨古川の売りですね。瀬戸川沿いの歩道を歩くと右上の写真のようなモニュメントがありました。詩は「町川泳ぐ 鯉に藤咲く 飛騨古川」。誰か有名な人の詩なんですかね?
 手洗い場もありました(左写真)。湧き水?も豊富そうですね。



本光寺
 瀬戸川沿いの道からちょっと離れたところにある本光寺というお寺。ベテランの観光客はこのお寺の境内に車を駐車しているようでした。ここからなら白壁土蔵は目と鼻の先。ところで、写真に写っている像は誰なんだろう?この本光寺、先ほどの円光寺、そして真宗寺は古川の三寺と呼ばれ、毎年1月15日に三つのお寺をお参りする伝統行事があります。これは二百年以上前から続くものなんだとか。
 ところで、この飛騨古川の町は、「アゝ野麦峠」の時代に信州へ向かう娘たちが集まる町でした。なかなか歴史の長い町なんですね。



三嶋ろうそく店
 NHKのドラマ「さくら」の舞台になった古川。ドラマの中でさくらが下宿していたのがこの三嶋ろうそく店です。江戸時代から続く老舗だそうで、消えにくくすすが少ない和ろうそくを作っています。
 ちなみにクマ兄さん、さくらは見ていませんでした。



渡辺酒造
 蓬莱という銘柄の日本酒を作っている渡辺酒造。ほかの酒蔵でも玄関先に右写真のようなボンボンがぶらさげてありました。これは杉の葉を束ねて球状にしたもので、室町時代より伝わる造り酒屋の印なんだそうです。新酒を初搾りした日にあたらしい杉玉につけかえるので、杉の葉が枯れて茶色になるに伴い、酒も熟成しフレッシュな味から丸みを帯びたふくよかな味に変わっていることを知るバロメーターになっているそうです。



コロッケ
 古川では有名なコロッケ屋さん。コロッケとしてはちょっと高めの180円。でも結構大き目のコロッケで揚げたてホクホクはとっても美味しかった。
 コロッケを食べながらお店の裏にある立派な銀杏の木を眺めていたら、子供を抱えて痛くなった肩も楽になっちゃいました。



起こし太鼓
 国の重要無形文化財に指定されている古川祭りで使われる起こし太鼓が無料展示されていました。100円払って試し打ちすることも出来ます。どっかのオヤジがお金払わずに太鼓を叩いていましたが、とっても大きな音で、うちの赤ん坊がびっくりし硬直していました。



岡田屋
 飛騨古川まつり会館の広場の横にあるお土産屋さん、岡田屋。すぐ脇の木が紅葉で真っ赤でした。この岡田屋の名物はみたらしだんご。普通、みたらしだんごといったら串だんごに餡がかかっているのを想像しますが、ここのはたまり醤油をつけてこんがりと焼くだんごです。1本50円。ちょっと小さめだけど香ばしくて美味しかった。



紅葉の木
きれいに紅葉してました。



紅葉の木No.2
こちらもきれいに紅葉



飛騨古川駅
 飛騨古川観光の玄関口、飛騨古川駅。観光客用の無料駐車場も飛騨古川駅の東側に完備されています。列車で観光に来るには右写真の特急「ワイドビューひだ」で来るのが便利でしょう。このワイドビューひだに使われているのはキハ85系で、カミンズ社製ディーゼルエンジン(350ps)を搭載し、最高速度は120km/h・・・となかなかご機嫌な特急です。しかし、このワイドビューひだが走る高山本線は2004年の台風23号で線路や橋が破壊されいまだに角川〜猪谷間が不通になっています。なので、富山方面から列車で飛騨古川へ行くことは出来ないんですね。残念です。



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